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Vol.113 新緑のはやま三ヶ岡山緑地をトレイル。 清浄な大気と爽快なランドスケイプ

葉山周辺の公園は、湘南の豊かに満ちる海を前に、
または緑に恵まれた山や丘陵を背後に点在する。

県道から仰ぎ見る山肌の新緑は日ごとに濃くなっていく。
下草に覆われた崖や丘陵は海浜でしか感じられない空気を放つ。
ほとんど幹だけに見える松の木は、海からの荒々しい風で倒れそうだ。



今日は葉山の丘陵を縦走するトレイルウォーキング。
はやま三ヶ岡山緑地(大峰山)に出かけた。



葉山海岸通りの真名瀬から小道を山へ入ると熊野神社があり、そのお社のすぐ裏に登山口が現れる。
すぐには道ともわからない細い坂道を歩きだすと、思ったより急傾斜が続く。
足元は太い角材でしっかり築いてあり、手すりも丸太やロープで作られている。



一段はそれほど高くはない。
しかし案内マップには登山道の要所に「急勾配」の赤丸が記してある。
登ってみると、ほんとに急坂である。

登山やトレイル経験者にはあたりまえの勾配なのだろうが、
気楽な気分で歩き出すと、それ相応の覚悟が必要だ。
女性の方はスニーカーをお勧めする。

急坂は長く、緑が深くなっていく。



逗子、葉山は山桜が多数自生して、春には山全体が薄ピンク色に染まる。
太陽が高くなる初夏には、新しく芽吹く若葉が瑞々しい。
秋が深まると絨毯のような落ち葉を踏みしめる。

四季折々の個性が楽しめるのが、葉山のトレイルだ。

途中振り返ると、遠く大浜海岸までが眼下に見え、登ってきた高さを実感出来る。




丸太の階段が続く山道を登りきると開けた林にベンチがある。

そこから尾根伝いに山頂の展望台まではゆっくりと散策出来る。
展望デッキからは江の島方面のパノラマと富士山も見られる。



山頂から道は分かれ、あじさい公園方面と葉山一色方面を選ぶ。

注意したいのが山道は登りより下りのほうが怖い、加えて危険である。
慎重に下り坂を踏みしめて降りていく。

あじさい公園を経て住宅街を抜けるころには足腰がけだるく力が入らない。
しかし代わりに気分爽快な達成感を味わえることは間違いない。



海岸線を見下ろす海抜140メートルの山頂は、今日も海からの薫風が駆け上がる。

少し体力を駆使して森を抜ければ、展望広がるデッキから地形を立体的に眺められる。
これは登った人しか知らない葉山の別の印象である。

緑と風の山歩きにまた挑戦してみたい。

You can enjoy bathing in the deep green forests in the spring and summer, and the sounds of fallen leaves in the fall when you climb the Hayama Trail .

Yoshifumi,


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「暮らすように滞在する」五感で楽しむ葉山
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