「花うつくしき葉山かな　夢ゆたかなる葉山かな」

と堀口大學は葉山町歌で詠っている。

葉山の温暖な気候は一足早く、多くの花を咲かせ、街角を彩っている。

待ち遠しかった春を迎えるこの頃、
The Canvas Hayama Parkからほど近い桜の名所を案内しよう。

１．新善行寺
The Canvas Hayama Parkから車で7分
　

葉山一色の丘の上に門を構える新善行寺は
見事な河津桜の名所だ。2月末、いち早く満開の花を楽しめる。

ソメイヨシノや山桜よりも強いピンク色が参道脇の山肌に広がる。
郊外の自然に溶け込む美しさには、思わず、車の速度を緩めてしまう。

晴れた日には抜けるようなアジュールブルーの空にピンク色が際立ち、
深呼吸すると心まで浄化されたような気がする。

　

この桜の開花を合図に、葉山の春は色と香りを深めていく。

２．葉山花の木公園
The Canvas Hayama Parkから車で5分。
　
葉山町役場に隣接する花の木公園は町の中心であり、
葉山の誇るシンボル的広場である。

今年の桜の開花は3月15日、
そして23日には満開の予想で、観測史上最も早いそうである。



国道から役場に至る道路脇には見事に枝を広げた桜が連なり、
行き交う人も思わず足を止める。

淡いピンク色の重なりは靄のたなびきのようで
近くの小学校の子供たちのさんざめきと合わせて、春の喜びを歌っているようだ。

町民憩いの場所、花の木公園は、
その高台からは遠く富士山も見ることが出来る。

桜が葉桜になり花びらが雪のように道路に舞うのと入れ替わるように、
色鮮やかなつつじが公園全体を極彩色に包む。
それは西陣織の着物のようで、自然が紡ぎだす色の多彩さは息をのむほど美しい。



まだ桜の蕾が固い時期、
公園内には椿の大輪の花が点在し春のプロローグを告げている。

公園の桜もつつじも、自然にまかせて育ったわけではない。
庭師による徹底した花の管理と世話が欠かせない。

葉山町の公共施設は手入れが行き届いていると感じる。

葉山に憧れる人が訪れる、
それを迎える町民が歴史ある公園を守っているのだ。



花の移り変わりを感じる旅。ほのかな香りを楽しむ滞在。
人と人の軽やかな距離がある町。

都心から一時間、汚れのない空気と、透き通る海をキャンバスに
葉山町は今年もピンク色に描かれていく。

Why don't you visit Hayama for a walk through spring flowers?
Yoshifumi,


…‥‥・ …‥‥・ …‥‥・
「暮らすように滞在する」五感で楽しむ葉山
The Canvas Hayama Park
ご予約はこちら
…‥‥・ …‥‥・ …‥‥・
ウェブサイト/フェイスブック/インスタグラム