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Vol.111 暖かな早春の朝、小道に見つけた可愛いパン屋さん

いつからか、葉山には多くの美味しいパン屋さんがオープンし、
皆それぞれに個性ある味わいで地域のファンを掴んでいる。

今日は3軒の可愛いパン屋さんをご紹介しよう。


《ポコパン》
公式ホームページ:https://m.facebook.com/pocopane.hayama

The Canvas Hayama Parkからほど近く
しおさい公園を望む坂道に2015年にオープンした「ポコパン」。

香ばしく焼きあがったパンを求めて
近隣から遠くから人が静かな住宅街に集まる。

緑色の壁にポコパンの文字が見える。奥には一軒家風の黒壁の家があり、階段を上ると入口がある。木の枠で囲われたガラスのドアには、白字でポコパンと書かれている。

階段を上がり絵本に出てくるようなドアを開ける。
2,3人が入ればいっぱいになりそうな店内は美味しい匂いに満ちている。
ショーケースの向こうで奥様の笑顔と、ご主人の軽やかな声がシンクロする。

「ポコパン」のパンは天然酵母でつくる素朴で味わい深い生地が自慢である。
ご主人は開店当初、折からのバター不足もあり、小麦粉,塩,砂糖,酵母のみで角食パンを焼き上げた。

また神戸で出会った全粒粉100%で作った美味しいパンを作りたい思いで、たくさん人気商品を作り上げた。
ふんわり塩バターボール、バターたっぷりのクロワッサン、生食で美味しいもちもち角食パン。

角食パン、塩バターボール、クロワッサン、アンパンらしきパンが白いお皿の上に並ぶ。場所はThe Canvas Hayama Parkのヴィラ内木の枠で囲われたガラスのショーケース内には、食パンやバタールなど、ハード系のパンが並んでいる

早朝からご主人が焼く手作りの商品は瞬く間に売り切れてしまう。
パンの美味しさはもとよりご主人と奥様の人柄が評判を高めているようだ。


《アップル》
公式ホームページ:http://www.violinkirakirabosi.com/

アップルの看板。まるで水彩画のよう。優しい色味の絵にアップルの文字があり、壁に貼られている。絵の下の壁には、からだにやさしいパンづくりと赤い文字で打たれている。アップルの外観。壁や扉の枠の色はナチュラルブラウンで優しい印象。お店の横の木の壁には赤い大きな看板が。手作りの美味しい酵母パンと書かれている。

葉山一色の丘の長くゆっくりとカーブする道沿いに昨年11月に開店した
酵母パンの「アップル」はお母さまと娘さんで切り盛りする人気店である。

大きな看板と明るい店内は女性らしい可愛い雰囲気だ。

お薦めは古代米塩バターロール。
一見素朴で不揃いな形であるが黒米、穀物などをふんだんに練りこんだ
やさしい生地はバターたっぷりだ。そとはカリッと中はもちもち、美味しくてあっという間に食べてしまった。

バターロール、緑の丸いパン、渦巻きのパンが白いお皿に並ぶ。場所はThe Canvas Hayama Parkアップルの店内。写真左には長い木のテーブルに、パンがずらりと並んでいる。写真右には窯が見える。

他にちょっと甘酸っぱいレモンガトー、バナナの香りがあふれるバナナガトーもどんどん売れていく。
全粒粉で焼き上げた角食パンは近所の朝食の定番だ。

「天然酵母の香りと力」が店のモットー。
からだにやさしいパン作り。

美味しいパンを作る母娘が葉山にやってきた。


《conaya》
公式ホームページ:https://www.facebook.com/caravanconaya

The Canvas Hayama Park から徒歩30秒ほど。
毎週水曜日だけオープンするパン屋さん「CONAYA」さんがある。
ガラス戸を開けると現れるショウケースには評判のパンが並ぶ。

conayaの外観。ちょうど若い男性がパンを購入している。

葉山公園に向かう途中うっかり通り過ぎる佇まいはちょっとびっくり!
まるで選ばれた人だけが秘密の窓口でパンを買える、みたいな風情だ。
そんな窓口に行列が出来る。

素朴な味わいのバケット、牛皮入りアンパン、クランベリーとチーズのカンパーニュ。

conayaのパン。バケット、アンパン、カンパーニュが白いお皿に並ぶ。場所はThe Canvas Hayama Park

SNSでの予約を受け付けているが、
毎日のように売り切れました、のお知らせが続く。

美味しい物はみんなよく知っている。
ほとんどは予約が入っていて、ショーケースに並ぶパンは数少ない。
来店者に売り切れを告げると残念そうに帰って行く。

conayaのロゴは、クッキング帽をかぶったワンちゃんの絵

夏にはかき氷も販売される。
葉山公園、大浜海岸でマリンスポーツの後、思いがけず小道に現れるかき氷の看板!

火照った身体にうれしい発見!水曜日の楽しみである。

何故水曜日だけなのか?

「パン作りはたいへんな仕事だから。」

と店主のマダムが笑顔で答えてくれた。

青いドラム缶の上に、ロゴのワンちゃんが書かれた木の板、OPEN COME INと書かれた板がならぶ

ケースに並ぶ数は決して多くないが
心を込めたこだわりのパンだからこそ絶妙の風味が楽しめる。

朝早くから発酵を待ち、こねて丸めて焼き上げたパンたちは
余ることなく売り切れて、家庭の食卓に上がる。

ファンは今日こそ売り切れていませんようにと、
期待を胸にお店に足を運ぶのである。

暖かな早春の朝、小道に見つけた葉山の小さな可愛いパン屋さんには、
もちもちの大きな幸せが並んでいる。

The small bakery in Hayama is full of great happiness.
It is the smell, texture, and smiles of freshly baked bread.

Yoshifumi,


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「暮らすように滞在する」五感で楽しむ葉山
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