Vol.177葉山芸術祭街が躍りだすアートの祭典

４月２０日から５月１２日まで第３２回葉山芸術祭が開催された。

葉山、逗子、横須賀、鎌倉にわたって美術館、神社,会館、
オープンハウスなどで作品展示やライブ、ワークショップ、
講演が行われ多くの人が訪れ盛り上がりを見せた。

まさに葉山の自然と文化を肌で感じることのできる街全体の
アートフェスティバルである。

オープニングは民謡とラテンリズムのクロスオーバーで
踊りださずにはいられない「民謡クルセダース」のライブが森山神社に轟く。

葉山芸術祭のフラッグあるところには心をくすぐる作品が
待っている。アートを媒介とした出会いの散歩が楽しい。

葉山元町海辺カフェの「Before sunset」に爽やかで奥深いアクリル画が並ぶ。
葉山在住の画家　鴻来有希氏のアクリル画は葉山の海水を絵具と
あわせ心地よい空気感を醸し出している。
海水をあわせると１０年を経て作品画面の色合いが変化するという。
生きているようなマチエルが不思議である

葉山一色芝崎港の「G.BREEZE」ではアーティスト、イラストレーター
NAO YOSHIHARAの作品が展示されている。
浮世絵と現代カルチャーをPOPに描く色鮮やかな作品である。
アパレルや飲食店とのコラボなど様々なスタイルで活動中だ。

葉山らしい重厚な古民家をリノベーションした
MOMOYAMA　SHOP ＆GALLERYではデビッドホックニー、Sol Calero 、Tal R
などの作品を展示。敷地内のMOMOYAMA CAFÉとのコラボで画家に
ちなんだ特別ドリンクを販売。アート散歩の喉を潤すうれしい企画である。

毎年巡り切れない数の展示やイベントが参加する葉山芸術祭はアートを通して
地域の交流と芸術文化の発展をいかなる人も共有できる巨大なお祭りになっている。
この時期葉山に滞在されたら是非フラッグのさがる会場を巡るのがお勧めである。