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Vol.96 葉山で味わう、夏終わりの風物詩 森戸神社・例大祭2019

2019年9月7日。

はるか沖合いに台風の怪しい雲行きを感じるこの日、今だ厳しい残暑にもかかわらず多くの参拝者を迎え
今年も森戸神社の例大祭は厳かに執り行われた。

2019年葉山・森戸神社の例大祭。屋台で食べる焼きそばは格別だ。

日頃からも多くの参拝者で賑わう森戸神社だが、この日の海岸通りはなんと交通規制も行われた混み具合。
神楽の祭囃子と子供たちの嬉しい声が響き、
祭り屋台からは美味しそうな香りと音が漂う。

2019年葉山・森戸神社の例大祭。
境内では神事、「湯立神楽」が奉納された。

神官が伝統的な所作で煮たてた窯をかき混ぜ、
五穀豊穣・国家安泰・無病息災を祈願するのだ。

2019年葉山・森戸神社の例大祭。

お神酒も振舞われる中、参拝者は普段なかなか見ることのない神楽に
興味深く見入っていた。

2019年葉山・森戸神社の例大祭。

さて、今度は見物の参拝者であふれる参道を抜ける。

三騎の神輿は本殿前で参拝をすませ、浜までの練り歩きを前に
祭り装束の老若男女が勇ましい気勢を上げている。

2019年葉山・森戸神社の例大祭。本殿前で感じる気勢。

「どっこいしょい!どっこいしょい!」の掛け声で
神輿を上下左右に揺らす、担ぎ手の姿に拍手喝采!

暑い境内が、一層熱く盛り上がっていた。

境内を抜け、通りから浜に繰り出した神輿行列は森戸海岸の砂浜に
足を取られる様子もなく、設えられた竹笹のしめ縄をくぐり抜けて
浜を一周していく。砂煙の上がる迫力ある渡御である。

2019年葉山・森戸神社の例大祭。
この日は、真名瀬の神輿がうねりのある海中で勇壮に跳ねた。
海中に入る神輿の担ぎ手はふんどし一本である。

海浜ならではの真っ黒に日焼けしたたくましい肩には
隆々と担ぎこぶが盛り上がっている。

森戸神社は内陸部や山岳地のお祭りと違う趣を持っている。
地域のバックボーンとなる、海岸は古来から大きな力を抱く
神聖な領域として民に崇められてきた。

はるか沖合いに立つ朱の鳥居は、海からも参道が続くことを
意味し、その姿に庶民は畏敬の念を持つのだ。

2019年葉山・森戸神社の例大祭。

海岸通りは、股引きに法被姿の祭り好きが
ひねりハチマキでぞくぞくと集まり、
一年に一度の例大祭を満喫していた。

豊漁を願い、収穫した魚の御霊を慰霊する祭りは、
まさに自然に感謝する人間の喜びそのものであると感じた。

2019年葉山・森戸神社の例大祭。海中のお神輿

やがて西方の空に雲がわき、風がたち、白波がくだける。

荒ぶる風神,雷神の鎮静の願いも込めて、
「どっこいしょ!!」の掛け声はその日の遅くまで森戸周辺に鳴り響いていた。

We respect the Japanese traditional festival.
Yoshifumi,

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